03スタッフの一日

大切な“第一歩”を
温かく見守りながらサポート

理学療法士

患者さんが何かをはじめる
“きっかけ”づくりをサポート

歩きだしたり、起き上がったり、患者さんが何かをはじめる“スタートのための動作”の練習をサポートするのが、私たち理学療法士の仕事です。患者さんの状態はもちろん、ご自宅に帰るのか、介護施設へと移られるのかなど、これからの患者さんの生活環境を配慮。ご家族から支援を受けることができるのかどうかも視野に入れながら訓練メニューを考え、患者さんとともに実行していきます。
もちろん、私たち理学療法士の見立てだけでは訓練を進めることはありません。真正会の特徴でもあるチーム医療体制の中で、看護師や作業療法士、言語聴覚士など、それぞれの専門家が持つ様々な意見にご家族や本人の意思も統合しながら、その方に最適な方法を導き出します。チームで話し合っていると、自分では気づかなかった方法や患者さんの情報も共有できるので、知識の幅も広がっていきます。

一人の患者さんとの関係を
途切れさせたくはない

近所の人から「いってらっしゃい」「おかえり」と言われるような温かい環境が大好きで、生まれ育った地元で働きたいという考えがありました。元々、幼い頃から祖母と過ごす時間が多かったので、お年寄りと話をすることに心地よさを感じていたのと、学校の先生から「向いているんじゃないか?」と言われたことで、この仕事に興味を持つようになりました。
真正会の施設見学に来た時、病院を拠点としながら徒歩圏内にデイリハビリテーションセンターがあったり、院内にもデイホスピタルや通常のリハビリ、訪問リハビリの事務所があったりと、その総合力に惹かれて入職を希望しました。自分が担当していた患者さんが退院する時もちゃんと情報が入ってきて、途切れることなく診続けていける点にも魅力を感じました。実際に働いてみると、想像以上に密接に患者さんと関りが持てるということがわかり、日々、やりがいを感じているところです。

病棟にいるすべての患者さんを
把握している理学療法士が目標

とにかく今は、目の前の仕事に精一杯。身につけなければならない知識も経験もたくさんあると思っていて、日々、挑戦を続けています。理想とするのは、病棟の中で知らない患者さんがいないという理学療法士。名前と顔が一致しているというのはもちろん、患者さんの状態を理解し、ちょっとしたサポートでも過介助になることなく、しっかりと機能を引き出すことができる、そんな人になるのが目標です。
そのためには経験を重ねるのはもちろん、しっかり相手のことを考える習慣を身につけることが必要です。技術面ばかりに目を向けず、相手が求めることをどこまで正確にくみ取ることができるか、そこが重要なポイントだと思っています。リハビリ以外の話をしながら、相手の性格や人間性を把握することで自然に患者さんから話かけてくれるようになり、ご家族とも話がしやすくなります。そして本当に患者さんが求めている機能を引き出すことができるようになると考えています。

理学療法士の一日

8:45
始業。
朝食後の患者さんのケアを行い、申し送り事項を共有します。
9:00
リハビリがスタート。午前中には1人1時間、3名の患者さんのリハビリを担当。一人ひとりに声をかけながら、一緒にリハ室に行ったり、中庭を歩いたりします。
12:00
昼休み。食堂で同僚と一緒に話しながら食事をします。
13:00
午後のリハビリがスタート。大体、4~5人の患者さんをサポートします。
17:00
リハビリ終了。掃除をしてカルテを記入。業務終了。
 
理学療法士の一日

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